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- フランスでのお米の位置づけを知っておこう!
「フランスでのお米の位置づけを知っておこう!」
西洋文化が浸透している現代日本において、和食しか食べないという人は、もはや少数派です。朝食はトースト、ランチはパスタ、夕食は中華など、国際色豊かな食生活を送っている人がほとんどだと思います。しかし、普段あまりお米を食べないという場合でも、海外で暮らすようになると、なぜか無性に白米が食べたくなることがあります。フランスでもお米を食べますが、その調理法や食べ方は、日本とは全く異なるので、最初はショックを受けるかもしれません。あらかじめフランスでのお米の位置づけを知っておけば、ショックが少なくて済むのではないでしょうか。
フランス人のお米の調理法
日本ではいつも炊飯器を使っていたので、お鍋でお米を炊いたことがないけれど、留学中どうしてもお米が食べたくなった。さて、どうしますか?フランスのスーパーには普通にお米が売っているし、フランス人もお米を食べるので、フランス人の友だちにお米を調理してもらうことも可能です。ただし、フランス人は日本人のようにお米を炊かないということを知っておかなければなりません。フランス人にとってお米は、水分調節をして「炊く」ものではなく、たっぷりのお湯で「茹でる」ものなのです。茹でたお米というのは、パスタのようで、なかなか不思議な食感です。
ジャポニカ米以外のお米に慣れよう
フランスのスーパーで普通に売っているのは、主にインディカ米です。インドのバスマティ米や、タイのジャスミンライスが売っていることもありますが、ジャポニカ米はほとんど見かけません。お寿司用のお米としてカリフォルニア米が売っていれば、それが一番日本で食べているお米に近いです。どうしてもジャポニカ米が欲しい場合は、日本の食品を扱っているお店や、中華食品のスーパーに行くと見つかります。
フランス流のお米の食べ方
フランス人が夏に好んで食べる料理の一つに「ライスサラダ」があります。茹でたお米に、ツナやトマト、オリーブなどを混ぜて冷やしたもので、前菜として食べることが多いです。なので、「ライスサラダ」に似ている「ちらし寿司」は比較的受けがいいです。ただ、フランス人にとって「ちらし寿司」は、サラダ感覚の前菜なので、おもてなしをするなら、別にメインのお料理を用意する必要があります。
まとめ
日本人にとってお米は、食の根幹をなす大事なものですが、留学先によっては必ずしもそうではありません。お米の種類や調理法にこだわらず、こんなにいろいろな食べ方ができるんだ、と楽しめれば、ホームシックにならずに済みます。フランスの定番のデザートでもある、砂糖を加えたミルクでお米を煮込んだライスプディングは、日本人には苦手な人も多いようです。スパイスが効いていたり、ドライフルーツが入っていたりして、なかなか美味しいので、ぜひ一度挑戦してみてください。
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