英語力を伸ばしたい。誰もが一度は考えることだと思います。英語習得には幼少期に海外で過ごしていない限り、多くの時間と労力を学習に費やすことになります。

モチベーションを維持できれば問題ないのですが、なかなか思うように英語力を伸ばすことができないのが現実だと思います。

私は学生時代に全く勉強をしてこなかったため、20歳を超えてから基本文法を学び始めました。その後、オーストラリア・フィリピンへの留学、海外勤務、世界一周、留学カウンセラーとしてお仕事をする中で、少しずつ英語力を向上させてきました。

もちろん、現在でも私自身の英語学習は続いているため、偉そうなことは言えないのですが、私の経験の中ではフィリピン留学が大きな転機となったと認識しております。

今回は、英語力を短期間で飛躍的に向上させたいと考える方へ向けて、フィリピン留学の魅力をご紹介したいと思います。

発音が聞き取りやすい

まず、魅力のひとつとしてフィリピン人先生の発音の聞き取りやすさがあります。フィリピン人は日本人と同じアジア人であり、骨格や筋肉の付き方に近いものがあるのです。

なので、日本人が英語を発音する際に似た発音になり、英語を理解できていると感じることができるのです。

中には「ネイティブの発音を聞き取れなければ意味がない」と考える方もいらっしゃると思いますが、世界に英語をネイティブとする方は約4億人ほどしかおらず、現在の地球上の人口約73億人に対して意外と英語ネイティブの方の割合は少ないと言えるのです。

そのため、「ネイティブの発音を聞き取ること」よりも、「多くの発音を聞き取ること」を意識した学習が有効なのです。

また、フィリピンの公用語であるタガログ語はスペイン語と近い言語のため、スペイン語を母国語とする英語話者の英語も聞き取りやすくすることができます。

加えて、いきなりネイティブの発音が聞き取れるほど、英語は簡単ではありません。私は英語力0でオーストラリアに留学したのですが、時間と費用がもったいなかったと後悔しています。

順序としてはフィリピン留学→留学したい国という留学方法が良いと考えています。

英語への恥ずかしさが消える

次に英語を話す恥ずかしさを感じることがフィリピン留学では少ないので、英語力が伸びやすいと考えています。

それはフィリピンの授業形態がマンツーマンなため、他の生徒を気にせず英語を話すことができることと、フィリピン人は細かいことをあまり気にしないので、失敗を恐れないマインドを自然と身につけることができると考えています。

また、フィリピンの語学学校は韓国人の生徒が多く、英語を授業以外でも使用する環境があることから英語を生活の一部として考えられるようになります。

圧倒的なアウトプット時間

英語取得（言語取得）にはインプットと同時にアウトプットも重要だと言われています。インプットだけでも効率的ではなく、逆にアウトプットだけでもダメなのです。

私が海外の語学学校で勤務していた際に感じていたことは、誰しもが性格的にどちらかに比重が重くなってしまうということです。

内向的な人はインプット重視に、社交的な人はアウトプット重視になる傾向があります。もちろん性格的なことなので、問題ないのですが、意識的にバランスを考慮して学習することが重要です。
フィリピン留学では授業毎に宿題が出されるため（先生や学校によります）インプットができ、毎日先生とマンツーマンで会話するため、アウトプットもできます。

つまりフィリピン留学は強制的に両方をこなすことができるため、自然と英語力が伸びると言えるのです。

欧米圏での留学では、予習復習、発言も自主性に重きが置かれるため、自己管理をしっかり行う努力がフィリピン留学と比べて多くなると考えています。

まとめ

フィリピン留学は英語初学者の方にお勧めの国です。留学生の方の9割以上は、ほとんど英語力がない状態で留学されるので、英語力に自信がない方にとって優しい留学先だと言えると思います。