海外留学カウンセラーの私が、各社の留学保険を調べてみた。

欧米留学とアジア留学の大きな違い

いきなりですが、私はオーストラリアとフィリピンへの留学経験があります。どちらにも特徴があり、一概に良し悪しを判断することはできませんが、個人的な意見としては、英語初学者?中級者の方でしたら圧倒的にアジア圏留学が優れていると感じています。

今回は、なぜそのように感じたのか、ご紹介したいと思います。

費用の安さ

費用の安さ

まず、現実的な問題ですが、費用面が考えられます。フィリピンを始め、インド留学、マレーシア留学などは、欧米圏留学と比べて圧倒的な費用面の恩恵を受けることができます。

また、クオリティ面でも欧米圏と比べ顕著に劣る部分は少なく、コストパフォーマンスも高いと言えます。特に近年、一気に留学の主流になりつつあるフィリピン留学では米圏留学の5分の1程度(渡航都市や期間で異なります)の費用で賄うことができます。

英語は長期的に学習しなくてはならない学問なため、同じ費用であれば長期で滞在することが可能なアジア圏留学を選択することが得策と言えるのです。

自分を出せる環境がある

自分を出せる環境がある

私が海外の語学学校で勤務していた際に、留学生の方に感じていたことがあります。それは最初にやる気が満々な方や自分の英語力にある程度自信がある方は、途中で挫折してしまう傾向があるということです。

なぜそのようなことになってしまうのでしょうか。もちろん一概には言えないのですが、欧米圏留学の場合、最初に感じる自分の能力の低さというのが想像以上のものだからだと考えています。

もちろん日本滞在時から英会話スクールなどで学習してから留学をする方が多いと思います。しかし、日本に滞在している英語の先生方は日本人の発音の特徴や間違いやすい部分を理解しているため、予測してこちらの思いを読み取ってくれます。

しかし、実際に欧米圏に留学すると圧倒的な話すスピードとネイティブ表現、加えて少なからずアジア人に対する差別があります。その環境の中で自信を持って、毎日の授業に取り組み生活をこなすというのは、強い精神力が必要になるのです。

よっぽどの強いメンタリティがある方か少なくともTOEIC600点ほどの英語力がある方以外は、まずはアジア圏留学から始めてみることをお勧めします。

英語以外も学べることが多い

英語以外も学べることが多い

こちらは英語と少しかけ離れてしまうのですが、アジア圏留学は学べることが多いと感じています。もちろんどの環境に身を置いても新しいことを学ぶことは可能ですが、まだまだ日本と比べて発展しているとは言えないアジア圏で生活することは、今後の人生に有益に働くと考えています。

私はこれまで約40ヶ国を渡航してきましたが、恵まれていない場所ほど人々の知恵があり、生きるバイタリティを感じることができました。

留学を決意される方は少なからず、ご自身の目標や展望があると思います。留学は英語学習だけと割り切ってしまうのはあまりにももったいないと考えており、そういった意味でもこれからの発展が期待されるアジア圏への留学は価値があると思います。

まとめ

英語を楽しく長期的に学習するためには環境を整えることがとても重要になると考えています。

高い英語力がある方にとっては英語学習の面で言うとアジア圏留学は物足りないかもしれません。逆に初学者の方がいきなり欧米圏留学をすると、自信を喪失してしまうことが多くあります。

どちらが良いか、最終的にはご自身が決断されることなので、私がどちらが良いか断言することはできませんが、まずはアジア圏に留学し、基礎をしっかりと固めてから欧米圏留学を決意すると精神的にも学習効率的にも最も良いと考えています。