留学で大事になってくるのが滞在先。特に長期となるとどんな場所に住むかによって心地よさが変わってきます。どんな滞在方法があるのか、それぞれのメリット、デメリットも含めていくつか紹介します。
イタリア人の家庭に家族として滞在するホームステイ。なんといってもイタリアの家庭を一番味わえるのがこの滞在方法です。毎日の会話がイタリア語なのはもちろん、食事も家庭のイタリア料理。そしてなによりイタリアの一般家庭を通して真のイタリア文化に触れることができます。イタリア人はとてもフレンドリーなので、ホームステイをすれば家族の一員。マンマがいろいろと世話を焼いてくれます。
楽しさがいっぱいなのですが、家事を手伝うなどこちらも家族の一員として貢献しなければいけません。また、光熱費が高いイタリアでは日本と比べると洗濯やお風呂の回数が少ないこともしばしば。イタリアの家庭の状況をしっかり理解して、その文化を受け入れていく心づもりがあれば、とても楽しい滞在になること間違いなしです。
やっぱり日本と同じようにマンションで一人暮らししたい、という方はアパートを借りることをお勧めします。日本と異なるところはイタリアのほとんどのアパートが家具付きだという点です。食器等も付いているところが多いので、日本からトランク一つで行ってもすぐに生活することができます。イタリアの各地ではまだまだ古い建物がたくさん残っています。中には14世紀に建てられた建物も!そんなところに住むのもアパートに住む楽しみの一つです。
ただ、イタリアの住居契約は通常1年以上、そして少し複雑です。初めてイタリアにいく場合などは、学校を通して探したほうが無難でしょう。また日本との文化の違いから思わぬトラブルが発生することもあります。大家さんとのコミュニケーションを常にしっかり持っておくこともそうですが、留学保険でどのような保障がされるか確認しておくことも重要です。
イタリアの多くの学生が利用しているのがルームシェア。2部屋?5部屋ほどのアパートを数人でシェアします。リビングやキッチンは共同。お風呂やトイレは共同であったり自分専用のものがあったりと物件によって異なります。一部屋を丸ごと使うパターンや、一部屋に複数のベッドがあって文字通り部屋をシェアするパターンもあります。ルームシェアは年が近い学生達と知り合うのに一番の近道。ルームメイトはもちろんその友達とも気軽に知り合うことができます。イタリア人だけでなく他の国からの留学生達もいるので、日本では知り得ないような文化を知るきっかけにもなるでしょう。
そんな楽しさいっぱいのルームシェアですが、人と居住空間をシェアすることになります。最初のうちはいわば他人です。パーティーが大好きなイタリア人。生活習慣が違ったり、キッチンの使い方などお互いに理解する気持ちが必要です。ただそれも留学の醍醐味の一つ。以心伝心の日本とは違い、会話を重視するイタリアで相手と理解を深めていくことを学べるかもしれません。
イタリアでの滞在先の3つのパターンを紹介しました。それぞれに一長一短はありますが、どのパターンもイタリア生活をたっぷり満喫できます。留学ビザの取得には住居に関する証明書が必要なので、慣れない方は学校としっかり相談してベストな滞在先を見つけてください。
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