確認しておきたい!イタリア留学のビザや保険の手続き

イタリアへの留学が決まったらまず確認したいのがビザの申請です。イタリアでは90日間を超えた滞在にはビザが必要です。留学が90日間を超える場合は留学ビザを申請します。


どこで申請するの?

どこで申請するの?

留学ビザの申請は在東京イタリア大使館、もしくは在大阪イタリア領事館で行います。どちらに申請するかは住民票を登録している都道府県で決まります。どちらで申請する場合も必ず本人が来館する必要があります。

以下の都道府県在住者は在東京大使館に申請します。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県

上記以外の都道府県は全て在大阪領事館で申請します。


いつ申請するの?

ビザの申請は渡航90日前から受け付けています。留学が決まったら早めに申請することをお勧めします。特に在大阪領事館は、申請のために予約が必要です。インターネットで予約できますが、場合によっては1ヶ月先しか予約が取れないことも!余裕を持って申請しましょう。在東京大使館は午前中が申請受付時間です。受付終了直前の時間は混み合うので、早めに来館するのが良いでしょう。

90日以内の留学を計画される方は、通常ビザの申請の必要はありません。しかし、イタリアはシェンゲン協定加入国です。したがって、180日以内にシェンゲン圏内に滞在していた場合、通算で90日を超える滞在ができないので注意してください。


申請に必要な書類

ビザの申請には次の書類が必要です。

1.ビザの申請書(申請書タイプD)。
*パスポートサイズのカラー写真の添付が必要です。

2.パスポートとそのコピー
*帰国予定日から数えて90日以上の有効期間が必要です。

3.住民票

4.イタリアに滞在する全期間を通じて医療費を完全にカバーする海外傷害保険の契約書
*医療費項目が無制限のものが必要です。

5.留学の資金が入っている本人名義の預貯金口座の通帳とそのコピー
*留学資金の提供者が親の場合、親の通帳、所定の保証書(インターネットでダウンロードできます)、実印印鑑登録証明の提出が必要です。

6.住居に関するいずれかの証明書(以下のいずれかになります)
*賃貸契約書
*受け入れ先学校の住居提供証明書
*家主からの受け入れ承諾書(在東京大使館と在大阪領事館ではフォーマットが異なるので、各施設に直接問い合わせてください)

語学留学の場合は1~6に加えて
・入学許可書の原本(滞在期間、受講授業時間数(週20時間以上)、受講料が支払い済みであることが明記されていること)
*必ず原本を用意してください

・教育監督局の認可を受けていることを証明する書類、または学校の経営母体である会社の商工会議所の直近の登記簿謄本の提出が必要です。日本人学生が在学したことのある語学学校であれば、学校側も必要な書類を揃えてくれます。

職業訓練コース、研修の場合も1~6以外に別途必要な書類があるので、確認が必要です。また、大学、国立音楽院、美術アカデミーはビザ申請の前に在東京イタリア文化会館に出願が必要です。

5の預金通帳については過去6ヶ月の記録が審査の対象となるようです。急に残高が増えた場合は別途書類の提出を求められる場合があります。

書類に不備があると、再提出を求められます。予約を一から求められる場合もあるので、特に遠方の方はしっかり確認してください。また、イタリアの郵便事情は必ずしも良いとは言えません。原本が必要な書類は余裕を持って用意することが良いでしょう。


保険について

イタリアの留学ビザの申請には保険の加入が必須です。留学全期間をカバーする、医療費項目が無制限の保険が求められます。それを満たす保険は色々あります。
保険金額だけでなく、保障の内容もしっかり確認してください。ロストバゲージがカバーされるか、住居内での被害がカバーされるか、など個人のニーズによって最適な保険を選択されることをお勧めします。

90日以内の留学の場合はビザは必要ありませんが、海外では思いもよらぬことが起きたりします。楽しく留学期間を過ごすためにも保険には加入しておきましょう。

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ビザはいつもらえるの?

ビザはいつもらえるの?

申請書類が全て受理されたら受理票が発行されます。ビザの受け取りは申請した大使館もしくは領事館で受け取る他に、遠方の場合は郵送も可能です。郵送を希望する場合は、申請時にその旨を伝えましょう。直接受け取る場合は、ビザが発行された時点で電話連絡があります。通常1~2週間程度で発行されますが、状況によって異なるので係りの方に確認しましょう。


最後に

留学を計画する際に一番重要なのが、ビザの取得です。これがなかったら計画を変更することにもなりかねません。ぜひしっかり大使館や領事館に確認して、スムーズなビザの取得を目指しましょう。


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